Ubuntu

Ubuntuはリリースサイクルが早く(半年毎)、最新のパッケージをどんどん取り込んでいるデスクトップ向けのDebianベースのディストリビューションです。Debianはapt-getと豊富なパッケージが魅力ですが、なにしろリリースサイクルが長く、testingやunstable(場合によってはexperimental)、公式以外のリポジトリを使用しないと最新のソフトウェアを利用することができません。パッケージによってはDebianのunstableよりもUbuntuのリリース版のほうが新しかったりします。
Ubuntu-jaではさらに日本語環境を整備したバージョンが配布されています。日本語入力はデフォルトでAnthy、Evolutionにもパッチ(Subjectのアレ)があたってますし、geditで日本語の文字コードを自動判別してくれますし、IPAフォントやAcrobatReader、RealPlayerもインストールされるなど、至れり尽くせりという感じです。Ubuntuを使うことで、Debianの良いところを受け継ぎつつ、最新のソフトウェアと整備されたデスクトップ環境を手に入れることができます。もちろんDebianの知識はそのまま使えるので、デスクトップOSとしてのDebianに不満を感じている人にはピッタリのディストリビューションかもしれません。