13インチクラスのノートPCあれこれ - ThinkPad編

LenovoThinkPad編です。12-13インチクラスでは以下のモデルがラインナップされています。結構いろいろありますが、X200のバリエーションがあるので実質的にはSL300、X301、X200の三機種ということになります。

SL300は13インチのエントリーモデルでオールインワンのA4ノートです(SLはエントリー向けのシリーズです)。重量も2kgとDellXPS M1330やVAIOのtype Sと同じランクの製品で、GeForceも搭載可能とハイスペックな構成を選択することもできます。Core 2 Duo 2.53GHz+メモリ4Gでも10万そこそこで購入できるのでThinkPadのこのクラスの中ではコストパフォーマンスが最も高いモデルです。天板がピアノブラック塗装でツルピカしてるらしいので、他のモデルと比べると見た目に違和感があるかもしれません。個人的には他のThinkPadみたいにプラスチックの天板で良いと思いますが…。
XシリーズはThinkPadの中でもモバイル担当で、これまではB5サイズのX61がメインストリームでしたが現在はセレブ用のX300系(13インチ)と、X61の後継にあたるX200系(12インチ)の2系統がラインナップされています。
X301はMacBook Air対抗というか、これまでのThinkPadでは二の次とされていたモバイル性能(重量とバッテリーの持続性)に優れたモデルで、13インチのディスプレイと光学ドライブを搭載しながら1.5kgという軽さを実現しています。SSD専用ということからもわかるように性能よりもモバイル性を重視しており、CPUは低電圧版Core 2 Duoのみ搭載可能です。しかし価格は高く、今でも標準構成で20万円以上、メモリを4GにしてSSDを128Gにすると20万円代後半になってしまいます。このランクのノートPCはVAIOのtype ZやMacBook Airなど一部のモデルを除いて10万円前後で購入できるコストパフォーマンスの良さも魅力なわけですし、スペックに優れるVAIO type Z、デザインに優れるMacBook Airと比べるとX301はどうしても地味に感じます(パームレストがラバー加工されていたり、確かに地味に高級感はありますが…)。ThinkPadマニア向けの一品といえるかもしれません。
個人的には今購入するのであればX200がいいかなと思います。光学ドライブは搭載できませんが、通常電圧版のCore 2 Duoを搭載でき、重量もX301より軽くなっています。そこそこの構成にしても20万円以下で購入できるので、他のメーカーと比べてコストパフォーマンスが良いとは言えませんが、やはりプログラマたるものThinkPadには一種の憧れ的なものもあるのでこのくらいの価格で持ち運びが苦にならず、これだけのスペックのThinkPadを購入できるのであれば一考の余地があるのではないでしょうか。なお、X200sX200の軽量版、X200 TabbletはX200をベースにタブレット機能を搭載したものです。どちらもX200よりお値段は高めになっています。お金はあるから少しでも軽いThinkPadが欲しいという人はX200sを、お金があってThinkPadタブレットを使いたいんだ!という人はX200 Tabletを買うといいと思います。
まとめると、あまり持ち運ばないのであればSL300を選ぶのがコストパフォーマンスが一番良いです。重いと言ってもDellXPS M1330やVAIOのtype S、MacBookなどと同じくらいの重量なので、時々持ち運ぶ分にはそれほど苦にならないと思います。ただ、毎日持ち運ぶとなると2kgというのは人によってはちょっとツラい重量なので、お財布と相談してX200を選ぶのもよいと思います。ただし、X200の場合は光学ドライブを搭載できないという点に注意が必要です。X301、X200sはお金持ち用のオプションですね。