Acer Timelineについて考える

もうすぐ発売されるAcerのTimelineシリーズ。カタログスペック的には平凡ながら、実用的なスペックのモバイルノートにも関わらず8万円台という破壊的な価格設定もあり、メディアでもかなり注目を集めているようです。スペックは標準構成では以下のような感じらしいです。

  • 超低電圧版 Core 2 Duo SU9400(1.4GHz)
  • Intel GS45 Express
  • メモリ 2Gバイト(DDR3)
  • 液晶ディスプレイは13.3型ワイド 1366×768
  • 最薄部23.4ミリの薄型ボディ、重量は約1.6キロ
  • 標準で約8時間の長時間バッテリー駆動性能

取り立てて高性能というわけでも軽量というわけでもありませんが、これで8万円台というのは確かに安いです。Vistaも快適に動くそこそこのマシンパワー、13インチクラスの操作性、モバイル可能な重量とバッテリー駆動時間、これを8万円台で実現しているわけですから、日本でもかなり売れそうな気がしますね。
CPUが超低電圧版ではありますが、バリバリCPUを使う作業をするのでなければ充分だと思います。同じクロックの超低電圧版Core 2 Duoを搭載したVAIO type TでもEclipseVMwareを使った作業が普通にこなせています(メモリは4G積んでますが…)。むしろtype TではCPUよりもHDDがボトルネックになっている感じです。
重量については光学ドライブなしで1.6kgというのは、モバイルノートとしては若干重いほうだと思いますが、13インチのディスプレイを搭載していることを考えるとそんなものかなという気がします。なにしろ値段が値段ですし、1.6kgであれば決して持ち歩けない重量ではないです。
ただ、Timelineで1つだけ気になるのが13インチなのにディスプレイの縦が768ドットしかないということです。もちろんネットブックと比べればマシとはいえ、これはtype Tの解像度と同じですよね。Office 2007やEclipseなどを使っていると、正直縦の狭さを感じるサイズです。13インチの図体なら最低でも縦は800ドット欲しいなぁというのが個人的な感覚です。