UCL決勝 インテル × バイエルン

インテルはだいたいいつものメンバーで、ちょっと違うのは左サイドバックにキブが入ってるのはロッベン対策かなと。あとモッタがいないのでカンビアッソサネッティのセンターになってるところくらい。でもそんなに特別な戦い方をしてくることはないかなぁと。ルシオは昨年度まで所属していた古巣との対決になりますね。
バイエルンは出場停止のリベリーの代わりにアルティントップが左サイドに。シュバインシュタイガーがセンターにいる。あとバシュトゥベルとかいう選手が左サイドバックに入っていて、ラームが右にいますね。ラームは右サイドだと安定感はあるけど左のときのような爆発力がないかなーというのが個人的な印象です。
序盤はインテルが攻勢に出てきます。立ち上がりの奇襲でしょうか。でも一段落つくと予想通りバイエルンにボールを持たせる展開に。インテルが引いてたせいもあるのでしょうが、バイエルンはかなり丁寧に繋いできますね。リベリーの代役アルティントップは安定したプレーで攻守に貢献していたと思います。頼みの綱のロッベンは何度からしさを見せていましたが、インテルロッベンにはサイドバックだけでなく必ず複数で対応してうまく抑えていたと思います。
そうこうしているうちにセザール→ミリートスネイデルミリートとつないでインテルが先制点。3人で点取っちゃったよみたいな。セザールのキック精度、ミリートの落とし、スネイデルのポジショニングとラストパス、最後のミリートの冷静なフェイント&シュートと、素晴らしいプレーの連続でした。インテルとしては狙い通りすぎる展開でしょう。インテルはその後もがっつり守ってカウンターでバイエルンのゴールを脅かし続けます。スネイデルの決定機は惜しかったですね。
後半開始直後にバイエルンミュラーに決定機。あれを決めておけば試合はわからなかったと思います。その後はやはり前半と同じような展開に。バイエルンは前半と違ってサイドバックも高い位置に上がってくるようになりましたが、なかなかインテルの守備を崩すことができません。アルティントップ→クローゼを投入するもあまり意味なし。
とかなんとかやってるうちにインテルのカウンターが炸裂。ミリートヴァン・ブイテンを振り切ってまたも技ありゴール。いやもう素晴らしい決定力ですね。
オリッチ→マリオ・ゴメスインテルも選手交代をしたり、最後のほうでルシオがドリブルで突撃したりしつつ、結局インテルがそのまま逃げ切って見事ビッグイヤーを獲得しました。インテルは予想通りの戦術で狙い通りのゲーム運びだったのではと思います。守備は相変わらずですが、ミリートがきっちり点を取ってくれたのでだいぶ楽にゲームを運べたのではないかと思います。CL決勝の舞台であの冷静さと決定力は異常ですね。
バイエルンも良いチームだとは思いましたが、地力の差を感じる内容でした。インテルのプラン通りにゲームが運ぶ中、それを壊すことができなかったというところでしょうか。若さというか。ただ、チームとしての伸びしろは感じました。センターバックサイドバックを補強(右サイドバックを補強してラームを左に戻すのがいいと思う)すればかなり強くなるのではないかと。リベリーが出られなかったのが非常に残念です。インテルはもしロッベン×リベリーが出てきたときにどう対応したのかも見てみたかった気がします。
なにはともあれサネッティ、おめでとう!!
そしてバイエルンは来シーズンも頑張ってほしいです。