イマドキのIDE事情 第115回 高機能なプログラマ向けテキストエディタ「Notepad++」

IDE連載の第115回です。今回はIDEというかプログラマ向けのテキストエディタということでNotepad++を紹介しています。

なんでまた急にNotepad++を紹介したかといいますと、Windows上でScalaのコードを読むのにちょうどいいエディタはないかなぁと思って探していたのですが、なかなかいいエディタがなかったんですよね。普段はWindowsではサクラエディタを使っているのですが、Scalaプログラムのシンタックスハイライトには対応していませんし、自分でちまちまキーワードなどの設定をするのも面倒ですし。
で、たどり着いたのがNotepad++だったというわけです。Notepad++もデフォルトではScalaには対応していませんが、以下の設定ファイルを読み込ませることでScalaコードのシンタックスハイライトが可能です(以下のファイルはScalaディストリビューションのmisc/scala-tool-support/notepad-plusにも含まれいます)。

Notepad++は折り返しの挙動が(かなり)微妙だったりするなど、文章を書くにはあまり向いていません。少なくとも日本語の文章を書くのであれば他のエディタを使ったほうがいいと思います。ただ、非常に多くのプログラミング言語に対応していたり、入力補完やディレクトリ検索が可能であるなどプログラミング向けの機能が充実している上に、プラグインで拡張ができるという特徴があります。
Windowsで軽量なプログラミング向けのテキストエディタを探しているという方は試してみる価値はあるのではないでしょうか。