イマドキのIDE事情 第117回 HTML5/CSS3アニメーションをグラフィカルに作成できる「Sencha Animator」

IDE連載の第117回です。今回はExt.jsやSencha Touchなどでお馴染みSenchaが提供するHTML5/CSS3アニメーション作成ツールSencha Animator」を紹介しています。

Sencha Animatorは簡単に言えばHTML5/CSS3向けのFlashのようなツールです。タイムラインやキーフレームといった概念や使い方もよく似ています。ただし、描画ツールは限られているのでSencha Animator上でベクタデータを作成するというよりは画像などを組み合わせてアニメーションを作成するような使い方になりそうです。
HTML5/CSS3の未来が垣間見える興味深いツールですね。
商用製品でそれなりのお値段がしますので、個人で気軽に使うというわけにはいかないと思いますが、Senchaのフォーラムのユーザアカウントを登録すれば無償で30日間の評価利用が可能です。
なお、Adobeからもプレビュー版ではありますが「Edge」というHTML5/CSS3向けのオーサリンツールが公開されています。AdobeとしてはSenchaに先手を取られる形になりましたが、HTML5/CSS3向けのオーサリンツールの本格的な普及はまだまだこれからだと思いますので今後の動向に注目したいところです。