Mirage 1.1.4をリリースしました

S2JDBCの2WaySQLが利用可能なデータベースアクセスライブラリ、Mirage 1.1.4をリリースしました。

今回の新機能・修正点は以下の通りです。

  • NameConverterの実装としてRailsLikeNameConverterを追加しました。
  • PropertyExtractorの実装としてFieldPropertyExtractorを追加しました。
  • DefaultValueTypeのJDBC 4.0(Java6)への意図しない依存性を修正しました。
  • SQLファイルの末尾のセミコロンは削除して実行するようになりました。
  • 例外体系を整理しました。
  • Spring Framework等でvalueTypesを簡単にカスタマイズできるよう、SqlManagerImpl#setValueTypes()を追加しました。
  • PropertyExtractorがstatic/finalなフィールドも抽出するようになりました。
  • DefaultResultEntityCreatorは非publicなデフォルトコンストラクタを持つエンティティクラスもインスタンス化できるようになりました。
  • ValueTypeは型パラメータを取るようになりました。
  • イテレーション検索を途中で終了するためのBreakIterationExceptionを追加しました。
  • SELECT時に@Columnアノテーションが無視されてしまう問題を修正しました。

それと、Mirageの機能とは関係ないのですが、Sorcererソースコードのクロスリファレンスを生成するようにしてみました。Sorcererは使用箇所の検索ができるなど、Eclipseのナビゲーション機能張りに高機能なクロスリファレンスを生成してくれます。

今回のリリースは新機能やバグ修正も多いのですが、mirage-scalaのための修正も入っています。mirage-scalaはケースクラスをエンティティに使えるようになっていたり、プロパティの型としてOptionが使えるようになっていたりなど、Scalaっぽい感じに進化してきています。こちらも近日中にリリースしたいと思っています。