このブログには書きわすれていましたが、IDE連載の第129回です。今回はSonatypeのNexusを紹介しています。もはやIDEでもなんでもないですが、広い意味での開発環境ということで…。
NexusはMavenのリポジトリ管理ツールで、外部のMavenリポジトリのプロキシとして動作したり、自身がリポジトリを提供したりといったことができます。
もちろんプロキシといっても単にリクエストを中継するだけでなく複数のリポジトリをグループ化して1つのリポジトリに見せたり、一度外部リポジトリからダウンロードしたアーティファクトをキャッシュしてくれたりといった便利機能を提供してくれます。また、Nexus自身をリポジトリとして使う場合には特に何も設定しなくてもWebDAVでデプロイできるのが便利です。
とはいえ、ビルドがNexusが存在することが前提になってしまうので、ビルドをNexusが利用できる環境に閉じることができるか、もしくはNexusそのものをpublicな場所に置くことができるか、のいずれかがクリアできるケースでないとなかなか導入しづらいのではという気はします。導入は後々のことも考えて計画的に行う必要がありそうです。