Seasar2徹底入門が1万部突破!

Seasar2徹底入門にまたまた増刷がかかるようです。これで6刷、1万部の大台に突入とのことです。

Seasar2は本体を含め関連プロダクトも開発がほぼ止まっている状態ですが、かといって代わりになるものも出てきていないので、SAStruts + S2JDBCの組合せは現在でもJavaであれば最適な選択肢だと個人的には思っています。
そんな中唯一現在でもアクティブに開発が継続されているのがDBFluteです。すでに数年前から様々な実案件で利用されるクオリティのプロダクトでありながら長らくSandBoxで開発されていましたが、ついにSandBoxを卒業して1.0がリリースされるようです。
作者のid:jfluteさんは何年にも渡って精力的に開発を行われていますし、プロダクトそのもの以外にテストケースやドキュメント、周辺ツールなど、OSSの開発で手を抜いてしまいがちな細かい部分まできちんと整備されているのも素晴らしいです。これだけ長く1つのプロダクトの開発を継続できるというのはよほどそのプロダクトに思い入れがないとできないことだと思いますし、今後も安心して使うことができるのではないでしょうか。
また、Seasar2本体は確かに機能的に完成されておりあまり手を入れる余地がないかもしれませんが、開発が止まっているSeasar2関連プロダクトの中にはまだまだ改善の余地が残されているものも多いと思うので、そういう意味では「もったいないな」と思う部分もあります。
なんにしろ、今回の増刷は「現場ではまだまだSeasar2が活用されている」ということの証でもあります。最近はなかなかまとまった時間が取れませんし、自分の興味もScalaにシフトしてきている面はあるのですが、Seasar2を利用されている開発者の方のお役に立てることがあれば微力ながら取り組んで行きたいと思っています。