サウサンプトン×アーセナル

プレミアには年末年始も休みはありません。というわけで新年最初の試合ですが、年末のニューカッスル戦の快勝が嘘のような低調な試合でした。セインツ相手に中二日でまったくメンバーを変えてこないのも驚きですが、このあと強豪との試合が続くのでここはベストメンバーで3ポイント取っておきたかったということなのかもしれません。
念のために書いておくとセインツは攻守にさぼる選手がおらず、いいプレーをしていたと思います。切り替えも早かったし、守備のときはきっちりプレスかかってたし、攻撃の時もどんどん押し上げてフォローしていました。後半落ちるかなと思っていましたが、そんなこともなかったですし。まあ、アーセナルがヘロヘロだったのもありますが。
そんなセインツに対してアーセナルはひどいものでした。まだ前半はカソルラウィルシャーを中心に繋いで崩していこうというプレーが見られましたし、テオも体はキレているようでしたが、とにかくサイドがひどい。
コシエルニーが右に居るので攻撃が右サイドに偏るのですが、その右サイドはチェンバレンとサニャが全然あってない。チェンバレンはサイドに張り付いてるだけでサニャとの連携を全く考えていないっぽいし、サニャはサニャで普段では考えられないようなミスを連発するし。疲れているのか、やる気がないのか…。左はポルディが消えるのとギブスの守備が怪しいのはまあいつも通りかなと。ギブスは上がってくるときはいいんですけどね。
ちなみに後半ジルーが入ってチェンバレンが左に、テオが右に移動しましたが、テオはさすがにボールをはたいてから中に入ったりなど、らしい動きをしていました。ま、サニャとはあっていませんでしたけど。どうしたんだサニャ。ていうかサイドプレーヤーの中で一番インテリジェンスを感じるのがテオというのはやばいのでは…。
前の試合ではニューカッスルが緩かったのもありますが、中盤でプレスかけてショートカウンターがうまくハマっていたのですが、中二日ということもあってか(その前に一試合中止になってたから、前の試合がたまたまコンディションがよかっただけかもしれませんが)、今日は全然プレスがかからず、最後のほうはセインツにやりたい放題やられてる感じでした。
交代で入ってきたジェルビーニョはボール持ったら自爆したり、中をじっくり見た上で敵にパスしたり意味がわからないし、ラムジーも何しに出てきたんですかって感じだったし、こういう堅い相手を崩すときはアルシャビンロシツキーのアイデアに賭ける方がまだ可能性があると思うんですけどね。
主力を休ませて控えのモチベーションを保つという意味でもターンオーバーするべきだと思うんですけど、そのへんはベンゲルは下手ですね。一度見切った選手には絶対にチャンスを与えないし、逆に見込んだ選手はいくらダメでも使い続けるからスタメン組には危機感がないし、控え組のモチベーションも上がらないみたいな。ついでに契約で揉めてても干したりすることもないし。
まあ今日は負けなくてよかったねという感じでした。まさかセインツにここまでボコられるとは…。シーズン半ばにしてすでにガス欠気味なのに、今のスカッドで乗り切れるわけないと思うのですが、さすがに補強しますよね?