Play2について思っていること

昨日のScala Conference in Japan 2013で話した内容の補足になりますが、Play2について思っていることを書いておきます。
個人的にはPlay2の「ステートレスである」という設計思想やそのメリットは理解していますし、Play2本体でサーブレットコンテナ上での動作をサポートするべきとは全然思っていません。一方でPlay2の注目度の高さはScalaを導入するきっかけになり得ると思っているのですが、Javaで構築された既存システムのポーティングというのはScalaの使いどころの一つだと思います。そこで既存のWebアプリケーションのポーティングがやりにくいことで、Play2だけでなくScalaの導入機会を失してしまうケースがあるのではないかということを懸念しています。
要するにPlay2がサーブレットコンテナ上で動けば仕事でScala使えるのに…という可哀想な人たちが(自分たちも含め)結構いるのではないか、ということです。play2-war-pluginが結構アクティブなのもそういうことなんじゃないかなと。
まあそんなわけで、外付けでいいのでplay2-war-pluginやplay2-httpsessionのような救済措置がマイグレーションキットみたいな形で提供されると喜ぶ人たちがいるんじゃないかなと思います。