Seasar2徹底入門まだまだ増刷!

Seasar2徹底入門にまたまたまたまた増刷がかかるようです。これで7刷、1万部突破です!!

前回の増刷が去年の9月頃だったので約半年ぶり、全然ペースが落ちていないのは驚きです。数年前のSeasar2の全盛期に導入した企業で現在も安定して使われ続けているのではないかと思われます。
Seasar2は開発が止まってしまっているので正直技術的に新しい面白味はありませんが、とはいえ現在でもJavaでは最も生産性の高いフレームワークのスタックだと思います。大規模開発にも耐えられるということは自分も目の当たりにしてきましたし、フレームワーク自体も枯れているので安心して使えるのではないかと思います。
ただ、この本がこれだけ出ているということは、逆に言えば現在Seasar2を使っているプロジェクトが新しいフレームワークに乗り換えるほどのものが出てきていないということでもあります。また、最近はWebアプリケーションの技術トレンドもどちらかといえばJavaScriptなどのクライアントサイド技術か、大規模システムを運用するためのインフラ部分のノウハウが中心で、世の中的にもサーバサイドアプリケーション自体にあまり課題感がないということもあるでしょう。
この本がご好評いただいているのは著者としては喜ばしい限りなのですが、そろそろSeasar2を超える新しいフレームワークが出てきてもよいのでは、と思う次第です。