イマドキのIDE事情 第154回 簡単デプロイ!「Gitblit」で共有Gitサーバを手軽に構築

IDE連載の第154回です。今回はWebベースのインターフェースも備えたJavaベースのGitサーバGitblitを紹介しています。

Gitサーバを自前で立てようとするとインストールやら設定やらなにかと面倒ですが、GitblitはJavaで実装されており、Tomcatなどにwarファイルをデプロイするだけで使うことができます(Tomcatの場合、実際は多少Tomcatの設定を変更しなければならない箇所はありますが…)。内部的にJavaで実装されたJGitを使用しているためGitすら不要という手軽さです。
この手軽さはJenkinsに通じるものがありますね。Jenkinsの場合、当時CIツールとしては既に他のツールがあったわけですが、その導入のしやすさと使いやすさから一気に主流になり、現在に至るまでCIを普及させる役割を果たしています。Gitblitに関してもWebベースのインターフェースを備えたツールということでいえば既にGitLabなどがありますし、TracRedMineと組み合わせて使うという方法も考えられますが、やはりGitblitの最大のメリットはその導入の手軽さに尽きると思います。
TracやGitLabのようなプロジェクトポータルとして使おうとすると機能的に不足している部分もありますが、チーム内でGitの導入を検討されているのであればまずはGitblitで試してみるのもよいのではないでしょうか。