EclipseでJava8を使ってみる

NetBeans 7.4、IntelliJ IDEA 12ではすでにJava8がサポートされていますが、Eclipseでの正式なJava8対応は来年6月にリリース予定のLunaになる見込みです。が、開発中のプラグインを導入することでEclipseでもJava8を試すことが可能です。
Java8対応のプラグインは以下の更新サイトからインストールすることができます。

また、僕は試していませんが、以下からEclipse一式をダウンロードすることもできるようです。プラグインが同じものかどうかはわかりません。

プラグインをインストールすると、Javaコンパイラの設定で「1.8(BETA)」を選択できるようになります。また、別途JDK 1.8をインストールしてEclipse上で実行環境として登録し、ライブラリとしてJava8を使用するようにプロジェクトを設定する必要があります。

実際にラムダを試してみましたが、ちゃんとコンパイルが通っています。ただ、まだ開発中のためか補完などはやや弱い部分も見受けられます。たとえば以下はComparatorをラムダ式で置き換えていますが、s1やs2の型を省略した場合はラムダ式内でs1やs2に対して適切な補完を行うことができません。

以下のような感じでs1、s2にちゃんと型を指定すれば補完を行うことができます。

ちなみにIntelliJ IDEAではこういったケースでも当然のように補完を行うことができます。

まだ開発中のものなので仕方ないと思いますが、現状でのEclipseのJava8サポートはまだまだ改善の余地がある感じです。Java8の機能を試すレベルであれば使えるのではないかと思いますが、個人的にはNetBeansIntelliJを使ったほうがいいのではないかと思います。Lunaのリリースまでにブラッシュアップされることを期待しています。