Scalaで実装されたオープンソースのGithubクローン、GitBucket 1.11をリリースしました。
https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/1.11
このバージョンでの主な新機能および修正点は以下の通りです。この他にも細かい修正やバグ修正などを行っています。
ベースURLを指定可能に
リダイレクトやメール通知、画面上に表示するリポジトリのURLなどに使用するベースURLを設定できるようになりました。これに伴ってこれまで組み込みJettyで動作させる際に指定可能だった--httpsオプションを廃止しました。
Markdownの見出し
Wikiページやリポジトリビューアで表示されるREADME.mdなどMarkdownを表示するコンテンツでh1〜h6タグにアンカーを出力するようにしました。見出しにマウスカーソルをあわせるとアンカーにリンクするアイコンが表示されます。
プルリクエストにもラベルを指定可能に
少し前まではGithubではプルリクエストにはラベルを指定できなかったので(Issueの一覧での一括指定は可能でしたが)、それにあわせていたのですが、最近のIssueのデザイン変更でプルリクエストにもIssue同様ラベルを指定可能になったのでそれにあわせました。
ブランチの削除
GitBucket上でブランチの削除を行えるようになりました。
プルリクエストのマージ後も同一リポジトリからのプルリクエストだった場合はマージしたブランチを削除するボタンが表示されます。
リポジトリアイコンの変更
リポジトリのアイコンをGithub風のものに変更しました。ちなみにGitBucketで使っているアイコンは一部はBootstrapやfamfamfam.comのものを使っていますが、それ以外はすべてInkscapeで自作しています。
ソースコードの行選択
リポジトリビューアでソースコードを表示する際、#L10や#L10-L15などのようなハッシュをURLに付与することで該当行をハイライトできるようになりました。本当は行番号をクリックすると選択できるようにしたいのですが、現在ソースコードのハイライトに使用しているgoogle-code-prettifyが出力するHTMLだとちょっと難しそうなのでどうしたものかと悩んでいます。
Issueへの参照通知
Issueの本文やコメントで#issueIdで別のIssueを参照した場合、参照先のIssueに通知が表示されるようになりました。Githubだと参照先のIssueのparticipantsにもメールが飛ぶんでしたっけ…?
次回のリリースは?
次の1.12は3月末にリリース予定です。3月は今までと比べると時間が取れる見込みなので大きな機能も入れていきたいと思っています。今カジノさんがメインでブランチで進めているSSH対応についても間に合えばマージしできるといいですね。