Mirage 1.2.3をリリースしました

S2JDBCの2WaySQLが利用可能なデータベースアクセスライブラリ、Mirage 1.2.3をリリースしました。
https://github.com/takezoe/mirage

今回の修正点は以下の通りです。

  • 任意のプロパティでSessionを取得するためのSessionFactory#getSession(Properties)を追加しました
  • SpringConnectionProviderを改善しました
  • StringSqlResource#getInputStream()でのSQL文字列からバイト配列への変換時にUTF-8を指定するようにしました

今回はプルリクエストいただいたものをマージしただけなのですが、今日参加したPlay Framework2 Meetupで実プロジェクトで利用されている方から修正版を使いたいのでリリースして欲しいというご要望をいただいたので急遽リリースしました。

MirageはMavenのセントラルリポジトリから利用可能です。pom.xmlに以下の依存関係を追加してください。

<dependencies>
  <dependency>
    <groupId>jp.sf.amateras</groupId>
    <artifactId>mirage</artifactId>
    <version>1.2.3</version>
  </dependency>
</dependencies>

正直Mirageはもうあまりやることがないのですが、今後の方向性として2WaySQLパーサ部分を分離して単独で使えるようにするのもありかな、なんて思っています(今でもAPIとして使うことはできますが、ORM部分と分離して単独のライブラリとして使えるようにする感じ)。

前職ではSlickとMirageの2WaySQLを組み合わせて使っていたのですが、JavaScalaのメジャーなORMはどれも動的なネイティブSQLのサポートがいまいちなので、そこを補完できるといいんじゃないかなと思っています。