scikit-learnによる機械学習ですが、チュートリアルを程度であればPython標準のインタラクティブシェルでもよいのですが、データセットやパラメータを変えながらいろいろ試したいという場合があります。そこでIPython Notebookというものを試してみます。
これはWebブラウザ上で利用可能なPythonのインタラクティブシェルで、補完などはもちろんのこと、実行したコードをノートブックとして保存しておくことができたり、過去の実行履歴を編集して部分的に再実行したり、グラフの描画などもできるという優れものです。カジュアルなデータ分析ツールとして使われることもあるようです。
というわけでまずはインストール。例によってMacの場合の例です。
sudo pip install ipython sudo pip install ipython[notebook]
ノートブックを保存するため適当にディレクトリを掘ってからIPython Notebookを起動します。
mkdir ipython-notebook cd ipython-notebook/ ipython notebook
すると自動的にブラウザが起動します。
「New」>「Python 2」を選択するとPythonをインタラクティブに実行可能なノートブックが作成されます。
以下のような感じでセルに任意のPythonコードを入力してSHIFT+ENTERでそのセルのコードを実行でき、TABでコード補完もできます。一度実行したセルを後から編集してそこだけ実行なんてことも簡単にできます。
%matplotlib inline
と実行しておくとインラインでグラフを書けたりする模様。やってみます。
おお、できました!!
まだ全然使いこなせていませんが、今後はこのIPython Notebookを使ってscikit-learnを試していこうと思います。