ロンドンで技術系イベントを多数開催していたSkills Matter社が10月末に破産してしまったそうです。
Skills Matter社はScalaDaysを除けばヨーロッパで最大のScalaカンファレンスであるScala Exchangeを毎年開催していたりと、Scalaコミュニティでも大きな存在感がありました。自分も一昨年のScala ExchangeでGitBucketのライトニングトークをさせていただきました。
実は今月末にSkills Matter社が定期的に開催しているScala MattersというScalaミートアップで登壇させていただく予定だったのですが、11月頭に担当の方にメールで連絡を取ろうとしたところ、自動返信メールでAdministrationに入ったということを知りました。ミートアップがキャンセルされるのか知りたかったのでLinkedIn経由で連絡を取ってみたのですが、「何もわからない、数日後に発表があるはず」という返信を貰いました。
数日後、CEOであるWendyさんからLinkedIn上の記事で、予定されていた資金調達に失敗して会社を畳まざるを得なかったことが語られました。
現在はSkills Matter社のWebサイトもクローズされ、有料イベントのチケットを購入してしまった人は管財会社に電話で問い合わせるようにとのメッセージがあるのみです。
旅費をカバーしてもらう関係でロンドンまでのフライトやホテルは最短の日程かつキャンセルできない格安チケットで予約してしまっていたのですが、ミートアップが開催されないとなるとわざわざ往復20時間以上かけてロンドンまで弾丸ツアーをするのも疲れるだけなので残念ながら今回のロンドン行きは取りやめることにしました。
管財会社はSkills Matter社の資産の買い手を探しているとのことでしたが進捗はあったのでしょうか。Skills Matter社はWebサイト上で過去のイベントの動画なども公開していたのですが、これらの貴重なリソースが失われてしまわないよう祈るばかりです。