@teppeisさんによるECMAScript6勉強会

毎週金曜日に社内で開催している技術勉強会ですが、今週はサイボウズの佐藤鉄平(@teppeis)さんにお越しいただき、先日のYAPC::Asia Tokyo 2015でも講演されたECMAScript6についてお話しいただきました。

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資料は以下になります。

www.slideshare.net

これまでのJavaScriptでは近代的なプログラミングをするためにいろいろと辛いコードを書かなくてはならなかったのですが、ECMAScript6では様々なクラス定義やブロックスコープでの変数宣言、アローファンクションなど新しい構文が導入され、シンプルなコードを書けるようになるとのこと。また、デフォルト引数や可変長引数などはコードのシンプルさもさることながら、シグネチャから判別できる情報量が増えるという点でも意義があるとのことでした。

なお、現状でECMAScript6を使うのであればBabelでトランスパイルする方法をオススメされていました。Webブラウザ上で利用可能なREPLもあるのでまずはここでECMAScript6のコードがBabelでどのように変換されるのかを試してみるとよいのではないかと思います。

ECMAScript6の日本語でのまとまった情報としては@teppeisさんが執筆されたWEB+DB PRESS Vol.87の特集記事が素晴らしいです。自分もこの特集記事のために久しぶりにWEB+DB PRESSを購入しました(^^;

WEB+DB PRESS Vol.87

WEB+DB PRESS Vol.87

講演後は社内でTypeScriptやReact.jsを使っているメンバーが@teppeisさんを囲んでお話をさせていただきました。業務で悩んでいる点などを質問させていただいていたようです。@teppeisさん、いろいろとアドバイスをいただきありがとうございました。

講演の最後に「We are hiring!!」というスライドがありましたが、弊社でもhiringしておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

Spark関連の日本語書籍

人気のApache Sparkですが、日本語の書籍もいくつか出てきました。まずは原著もかなり早い時期に出ていたオライリーさんのもの。

初めてのSpark

初めてのSpark

入門的な内容のようですが、1.3、1.4で強化された内容が取り入れられていたり、Spark SQL機械学習ライブラリの比較など日本語版ならではの部分も多いようなので期待です。

それから10月には翔泳社さんからNTTデータさん執筆の書籍が出るようです。

実践的な入門書とのことですが、SparkSQL、GraphX、MLlibといった周辺ライブラリもカバーされているようですし、書き下ろしなので可能な限り最新の情報が反映されているものと思います。

Sparkのコミッタである猿田さん、Spark SummitやHadoop Conference Japanでの発表でもお馴染みの土橋さんらが執筆に参加されているようです。NTTデータさんのビッグデータチームは以前からHadoopに関する取り組みでも有名で、翔泳社さんからHadoop徹底入門という書籍を出されていたり、Hadoopコミッタの方も在籍されています。こういった積み重ねがありますのでこの書籍も期待できるのではないでしょうか。