Ubuntu 8.04 LTSへのRadiantのインストール

RubyCMS、RadiantをUbuntuにインストールしてみました。まずはRubyRubyGemsをapt-getでインストール。

$ sudo apt-get install ruby
$ sudo apt-get install rubygems

RubyGemsでRadiantをインストールします(途中で依存関係にあるrakeをインストールするか効かれるのでYesと答えます)。

$ sudo gem install radiant

/var/lib/gems/1.8/bin/にradiantコマンドとrakeコマンドがインストールされるので環境変数PATHを通しておくとよいと思います。
続いてデータベースの準備。とりあえずMySQLを使うことにします。radiant_production、radiant_development、radiant_testの3つのデータベースを作成し、ついでに接続用のユーザも作成し、適当に権限を与えておきます。データベースの準備ができたらradiantコマンドでRadiantのインスタンスを作成します。

$ radiant ./radiant
$ cd ./radiant

config/database.ymlのデータベース名やユーザ名、パスワードなどをデータベース側の設定にあわせて修正します。また、UbuntuではMySQLのソケットファイルが/tmp/mysql.sockにないらしく、以下のようにsocketオプションの記述を追加する必要がありました。

development:
  adapter: mysql
  database: radiant_development
  username: radiant
  password: password
  host: localhost
  socket: /var/run/mysqld/mysqld.sock

database.ymlの修正が終わったら以下のコマンドでデータベースを初期化します(production用のデータベースを初期化していますが、必要に応じてdevelopment、test用のデータベースの初期化も行ってください)。途中で管理者の名前やパスワードを聞かれるので適当に入力します。

$ rake production db:bootstrap

すべての準備が終わったらRadiantを起動してみましょう。

$ ./script/server
=> Booting WEBrick...
=> Rails application started on http://0.0.0.0:3000
=> Ctrl-C to shutdown server; call with --help for options
[2008-08-04 23:59:35] INFO  WEBrick 1.3.1
[2008-08-04 23:59:35] INFO  ruby 1.8.6 (2007-09-24) [i486-linux]
[2008-08-04 23:59:35] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=8690 port=3000

ってな感じでWEBrickが起動するのでhttp://localhost:3000にアクセスするとRadiantのログイン画面が表示されるはずです。