RubyのCMS、RadiantをUbuntuにインストールしてみました。まずはRubyとRubyGemsをapt-getでインストール。
$ sudo apt-get install ruby $ sudo apt-get install rubygems
RubyGemsでRadiantをインストールします(途中で依存関係にあるrakeをインストールするか効かれるのでYesと答えます)。
$ sudo gem install radiant
/var/lib/gems/1.8/bin/にradiantコマンドとrakeコマンドがインストールされるので環境変数PATHを通しておくとよいと思います。
続いてデータベースの準備。とりあえずMySQLを使うことにします。radiant_production、radiant_development、radiant_testの3つのデータベースを作成し、ついでに接続用のユーザも作成し、適当に権限を与えておきます。データベースの準備ができたらradiantコマンドでRadiantのインスタンスを作成します。
$ radiant ./radiant $ cd ./radiant
config/database.ymlのデータベース名やユーザ名、パスワードなどをデータベース側の設定にあわせて修正します。また、UbuntuではMySQLのソケットファイルが/tmp/mysql.sockにないらしく、以下のようにsocketオプションの記述を追加する必要がありました。
development: adapter: mysql database: radiant_development username: radiant password: password host: localhost socket: /var/run/mysqld/mysqld.sock
database.ymlの修正が終わったら以下のコマンドでデータベースを初期化します(production用のデータベースを初期化していますが、必要に応じてdevelopment、test用のデータベースの初期化も行ってください)。途中で管理者の名前やパスワードを聞かれるので適当に入力します。
$ rake production db:bootstrap
すべての準備が終わったらRadiantを起動してみましょう。
$ ./script/server => Booting WEBrick... => Rails application started on http://0.0.0.0:3000 => Ctrl-C to shutdown server; call with --help for options [2008-08-04 23:59:35] INFO WEBrick 1.3.1 [2008-08-04 23:59:35] INFO ruby 1.8.6 (2007-09-24) [i486-linux] [2008-08-04 23:59:35] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=8690 port=3000
ってな感じでWEBrickが起動するのでhttp://localhost:3000にアクセスするとRadiantのログイン画面が表示されるはずです。