13インチクラスのノートPCあれこれ - Dell個人モデル編

最近は廉価なネットブックなるものが流行していますが、個人的にはあのスペックであの画面サイズ(画面は10インチ〜12インチクラスのものも出ていますが)というのは我慢なりません。昔VAIO-Uで痛い目を見たのでそれ以来ウルトラモバイルには手を出さないようにしています。まあ、サブノートとして使う分には良いのかもしれませんが、PCが複数台あってもデータのやりとりが面倒なだけなので、できれば1台に統一してしまいたい。そうすると必然的にメインマシンとして使えるスペックや操作性、持ち運びがそれほど苦にならない重量ということで、12〜13インチクラスのノートPCが(僕の場合は)ターゲットになります。
そんなわけでこのクラスのノートPCはあれこれウォッチしているので、各社のこのクラスのモデルを少しずつ紹介していきたいと思います。まずは初回ということでDellの個人向けモデルから。12インチだとInspiron Mini 12がありますが、これはネットブックに分類されるので除きます。Dellの13インチの個人向けモデルは現行だと以下の3機種があります。

このうちXPS M1330は、Studio XPSが出たことで、1世代前のモデルになりました。じきに販売も終了するものと思われます(上位モデルのXPS M1550はすでに販売終了となっています)。なので実質的にはエントリモデルのInspiron 13とハイエンドのStudio XPS 13の2機種のラインナップとなります。Studio XPSNVIDIAチップセットを採用している、外装が凝っている(好みがありそうですが…)という違いがあります。携帯性はどちらも変わりません。主観になりますが、キーボードやタッチパッドの使い勝手も悪くないと思います。
Studio XPSはスペック的には強力ですが、出たばかりということもあり値段も高く、XPS M1330と比べて重量も増えています。好みもあるかもしれませんが見た目も正直いまいちです。ゲーマーの方ならStudio XPSのグラフィック性能は魅力的に感じるかもしれませんが(わかりませんが…)、普通のユーザであればInspiron 13でも充分だと思います。
Inspiron 13は標準構成では10万円を切るエントリモデルですが、オフィス(Word、ExcelPowerPoint)付き、Core2 Duo 2.4GHz、メモリ4Gという相当なスペックのノートPCが13万円ほどで手に入ります。2.2kgという、このクラスにしてはちょっと重めの重量さえ我慢できればDellらしいコストパフォーマンスの高いモデルだと思います。Dellのマシンは他のメーカーと比べても購入時のカスタマイズの自由度が最も高い部類に入るのもメリットですが、モデルの刷新などですぐに部品切れになることもあるので安く買って使い捨てるつもりで使うのが正解だと思います。
DellのこのクラスのノートPCは、XPS M1330が非常にインパクトが強かったので(登場したタイミングも良かったですが)、その後に出たInspiron 13やStudio XPS 13の評価が辛いものになってしまっているという面はあるかもしれません。XPS M1330はもうすぐ販売が終了すると思われるので、入手するならいましかありませんよー。
実はDellには法人向けのブランドもあって、そちらにも13インチクラスのノートPCがいくつかラインナップされています。それらについては機会を改めて紹介したいと思います。