ThinkPad X200

少し前に会社のプロジェクトで開発に使っていたThinkPad X200が一台余ったので、ノートPCをそれまで使っていたVAIO type TからX200に移行してみました。数週間使ってみての感想を書いてみようと思います。

操作性
type Tと比べると筐体自体が大きいということもありますが、キーボードの入力のしやすさ、トラックポイントの快適さはさすがです。いままでいろんなノートPCと使っていましたが、デスクで使うときは必ず外付けマウスをつけていたのですが、トラックポイントがあるとマウスいらないですね。
液晶
12インチなのでtype Tと比べると液晶自体が大きくなって見やすいです。非光沢なのもいいです。ただ、液晶の質自体はあまりよくないですね。開発に使うならそんなに気にならないと思いますが、type Tと比べると全然ダメダメといってもいいレベルです。X200sだと高解像度液晶が選べますが、最近は老眼のせいか正直このくらいの解像度で充分かなとは思います。あと、ベゼルの太さと眉毛はやはり気になりますねーw
バッテリー
4セルのバッテリーがついているのですが、頑張って2時間持つかどうかといったところ。バッテリー駆動時間はかなり物足りないです。ある程度バッテリーでの運用を考えているなら6セルにしたほうがいいと思います。VAIOのいたわり充電モードみたいな設定ができるのはいいかなーと思いました。
重量・携帯性
重量・フットプリントともにtype Tよりそこそこ大きいはずですが、type Tと比べても持ち運びは苦になりません。type Tは鞄に入れて持ち運ぶときはインナーケースが必須ですが、ThinkPadはそのまま鞄に放り込める安心感があります。頑丈なので取り回しがしやすいという点は持ち運びが多い場合大きなメリットです。
スペック
急遽NTT-Xで購入したものなのでメモリが2Gしか載っていないなど満足のいくスペックではないですが、スペック的には普通に使う分には充分かなと思います。type Tはメモリだけは4G積んでいましたが、完全にHDDがボトルネックになっていましたし、CPUも超低電圧版だったので、メモリの容量は負けているものの、体感速度は今使っているX200のほうが圧倒的に高速です。
光学ドライブ
type Tの強力なアピールポイントの1つはあの小型の筐体に光学ドライブまで搭載できるという点です。が、最近は会社でも自宅でもは光学ドライブはほとんど使わないです。仮想ドライブを使うとか、どうしても必要なときだけ外付けドライブを使うという運用でも充分かなと思います。
その他
ThinkPad独自のソフトウェアは正直かなり微妙です。Client Securuty Solutionsとかいうのは使っていませんし、Access Connectionsというネットワーク接続を管理するためのソフトは無線LANが非常に不安定になって仕方ないのでアンインストールしました。うかつにシステム更新とかするとおかしくなることもあるし、独自ソフトウェアの品質はあまりよいとは言えないかなぁと思いました。

総合的には非常に使いやすく、スペック・操作性・携帯性のバランスの取れた、メインPCとしてもモバイルPCとしても充分に使えるマシンだと思います。と特にキーボードとトラックポイントの操作性、筐体の頑丈さは素晴らしいです。12インチというサイズも作業性を損なわないモバイルPCとしてちょうどいいサイズだと思います。
あえて弱点をあげるとすると以下のような点でしょうか。

  • 液晶の質とベゼルの太さ
  • バッテリー駆動時間の短さ
  • 光学ドライブなし
  • 独自ソフトウェアがいまいち

個人的にはX200sの高解像度液晶+SSDモデルが欲しいです…。バッテリーも6セルのが欲しいな…。