EL決勝 フラム × アトレティコ・マドリー

フラムはザモラのワントップの後ろにゲラ、左にデンプシーではなくデービスを起用。右サイドバックがペイントシルではなくベアードなのは守備を重視したからでしょうか。
アトレティコは右サイドにレジェスとウィファルシが入っているのと、キーパーが若いらしい。レジェスを見るのはアーセナル時代以来かも。完全復活をとげたのでしょうか、楽しみです。実際にはアグエロがトップでフォルランが少し下がってトップ下くらいのポジショニングをすることが多かったですかね。
攻めのアトレティコ、守りのフラムという構図の予想通りの展開になりました。ただ、序盤のフラムはザモラにちゃんとポストが入っていたので攻めの形ができていたのですが、前半半ば頃から守備一辺倒になってしまいます。んで、アグエロのこぼれ球からフォルランが決めてアトレティコが先制。ただ、そのすぐあとにザモラが持ち込んで誰かがクロス→デービスのダイレクトボレーで同点に!デービスのボレーが神でした。
後半は見ながら寝てしまったのですが、アトレティコが攻めながらも点が取れないみたいな状況だったのではないかと予想します。フラムは途中からデンプシーとネブランドを入れていました。
最後までフラムが守り切れそうな気配でしたが、延長後半にアグエロの粘りから中央にボールを入れてフォルランの技ありゴールでついにアトレティコがリードして、そのまま試合終了。長い長い戦いに終止符が打たれたのでした。ハンゲランドがついてたけど、あの体勢からダイレクトで流し込んでくるあたりがさすがというか、まあその前にアグエロを止めておこうよという話でしょうか。かなり余裕を持って中を見て入れてましたからね…。
延長までもつれこみましたが、フラムもアトレティコも最後まで頑張って走っていました。特に延長後半の得点シーンのところでアグエロがフラムのエンドライン際までボールを追いかけて、しかも追いついたところは、この時間に全力疾走すごい!と思いました。ウィファルシも終盤右サイドを駆け上がってましたし。
両チームともサイドがあまり機能してなかったように見えました。フラムはある程度守備優先の姿勢で臨んでくることが予想できたのですが(実際右サイドバックのベアードは守備に専念していましたし、左サイドバックのコンチェスキもあまり持ち込まずにアーリークロスが中心でした)、アトレティコアグエロフォルランは目立っていましたが、シモンとレジェスはもう少しオラオラしてくるかと思ったのですが、あまり目立っていなかったような。フラムのサイドが守備重視でスペースがなかったからかな。ウトウトしながら見ていたので細かいところはよくわかりませんが…。
フラムは初のビッグタイトル獲得のチャンスということで優勝して欲しいなぁ…と思っていたのですが、残念な結果になってしまいました。良いゲームをしたと思うけど、アグエロフォルランを抑えきれなかったというところでしょうか。ザモラも無理して出場していたようです。来シーズン燃え尽き症候群みたいにならないことを祈ってますw