イマドキのIDE事情 第98回 HTMLを高速コーディング! Zen CodingをEclipseで使ってみる

IDE連載の第98回です。今回はZen CodingのEclipseプラグインを紹介してみました。

Zen Codingとは簡単な記述から複雑なHTMLタグの組み合わせに展開してくれるというもので、EclipseをはじめNetBeansIntelliJ IDEA、Visual StudioといったIDEDreamweaver、さらにあhテキストエディタまで様々なツールで利用するためのアドオンが提供されています。
Zen Coding自体は昨年かなり注目を集めていましたが、当時はEclipseで使うにはEclipse Monkeyをインストールする必要があり、ちょっと使いにくいかな、と感ていました。最近ではEclipseプラグインが提供されており、これをインストールするだけでZen Codingを使用することができるのでかなり導入しやすくなったのではと思います。キーバインドなどの設定もEclipseの設定で行うことができますし。
HTMLのコーディングに役立つのはもちろんですが、Web開発ではXMLJSPやVelocityなどを書くことも多いでしょうし、Javaソース中のJavadocを記述する際などにも役立つのではないかと思います(Javadocでは複数行に展開される補完を行うとコメントが崩れてしまうので1行に展開できるパターンしか利用できませんが…)。
既存のEclipseのエディタで利用することができますし、簡単な変換パターンを覚えればすぐにZen Codingを活用できるようになるはずです。HTMLやXMLを記述するのであれば入れておきたいプラグインです。