イマドキのIDE事情 第103回 Scalaプログラミングなら「IntelliJ IDEA Community Edition」

IDE連載の第103回です。今回はIntelliJ IDEA Community Edition + Scalaプラグインを紹介しています。

IntelliJは商用のIDEでしたが、現在は機能が限定されたCommunity Editionがオープンソース化され、無料で使用できるようになっています。Community EditionにScalaプラグインを導入することで無償で完成度の高いScala開発環境を構築することができます。
EclipseNetBeansにもScala用のプラグインがありますが、個人的に試した限りでは現時点ではIntelliJのものが一番よくできているかなと感じました。入力補完の挙動もそうですし、動作も軽快です。特にEclipseScalaプラグインは動作が非常に重く、簡単なプログラムを書くだけでもかなりストレスを感じました。Eclipseプラグインの次のバージョンではScalaコンパイラ側もIDEでの利用に適した改良を行っているとのことで改善が期待されますが、だとすると逆にIntelliJScalaプラグインはなぜこんなに軽快に動作するのか逆に疑問ですね…。
NetBeansEclipseのUIや操作性を真似ているとことも多いので比較的違和感なくEclipseから移行できると思うのですが、IntelliJはこれらのIDEと比べるとちょっと独特な部分があります。特にプロジェクトの扱いというか概念が異なるので、僕も最初のうちは戸惑う部分もありましたが、しばらく使っていたら自然と慣れてしまいました。
というわけで最近Liftをいじっているのですが、IntelliJを使っています。ScalerにはおすすめのIDEです。