GALAPAGOS A01SH買った

最近は洋書をPDFで購入することが増えてきたり、書籍をPDFで校正したりする機会が多いので前々からタブレットが欲しいなと思い色々物色していたのですが、7インチで軽くて電車の中でも使いやすそうということでイーアクセスから出たSHARP製のGALAPAGOS A01SHを購入しました。

以下、数日使ってみての感想です。

よいところ

  • 片手持ちができるサイズ、軽さ。やはり10インチのタブレットだと重いしでかいし電車で立ってるときに使うには無理があります。5インチだと小さすぎますが、7インチはA4サイズのPDFもなんとか読めるサイズで日本の通勤事情的に実用的なサイズなのではと思います。ただ、A01SHもずっと片手で持ってるとちょっと重く感じます。
  • 国内初のAndroid 3.2タブレット。5インチや7インチクラスのタブレットではAndroid 2.x系のものもありますが、やはりタブレットには3.x系が使いやすいです。アプリの切り替えが簡単にできるのがいいです。
  • 余計なものがあまり入ってない。いくつか独自アプリは入っていますが、全体的にはそれほどカスタマイズされていない素のAndroid 3.2という印象です。GALAPAGOSのブックストアみたいのが入ってて最初から電子辞書がついているのはお得な感じがしますが、電子辞書は専用アプリになっているもののほうが使いやすそうな気がするのでちょっと微妙かも。

ダメなところ

  • 外部マイクロSDカードが実質的に利用不可。なぜこんな仕様なのかは謎ですが、外部SDカードには特定のアプリ(標準でついてるファイルマネージャ)からしか書き込みができないようです。普通に使えるストレージは実質的に本体の6.5Gくらいということになります。個人的にはこれが一番イタイところかも…。
  • バッテリーの持ちがいまいち。バッテリーの容量が小さく、普通に使ってると1日持ちません。しかもUSB経由で充電できないので常にACアダプタを持ち歩く必要があります。ただ、バッテリーは重量とのトレードオフなので、重くなるならこれくらいでもいいかもしれません。タブレットはノートPCと違ってACアダプタ込みの重量より持ったときの重さが重要なので。
  • USBホスト機能がない。デジカメやUSBメモリなどから直接ファイルをコピーしたり、USBキーボードを使ったりということができません。自分の用途では別に困ることはありませんが、欲しいと思う人もいるんじゃないかと思います。
  • 値段が高い。ストレージ容量の少なさや、もっと安価な10インチクラスのタブレットが既に存在することを考えるとちょっと高いんじゃないかなぁと思います。まあ、イーモバイルとセット販売することが前提の価格設定ですかね。
  • 文字入力がしにくい。これはA01SHというかタブレット全体にいえることですが、ソフトウェアキーボードでの入力はスマートフォンフリック入力するほうが速いです。ATOKを使っているのですが、本体が大きいのでフリック入力がしにくく、フルキーボードだと横画面にしたときに縦のキーピッチが短く誤入力が多いです。ただ、慣れの問題があるかもしれません。
  • ときどき挙動不審になる。いじってると突然シャットダウンしたり、スリープさせたのに勝手に復帰してたりとか挙動が怪しいことがあります。大丈夫でしょうか…。

というわけで、結構ダメなところが多いです。7インチのタブレットは電車の中で使うにはちょうどいいサイズだと思いますが、このカテゴリのタブレットは他からもすぐにいろんな端末が出てきそうなので、待てる人は待ったほうがよいのではないかというのが個人的な感想です。
また、タブレットを実際に使ってみて感じたのは思いのほか文字入力がしにくいということです。画面が大きいのでビューアとして使うには非常によいのですが、情報発信やコミュニケーションのためのツールとしてはスマートフォンのほうが使いやすいのではと思いました。