Bluetoothキーボードを買ってみた

A01SHはそこそこ画面が大きいのですが、やはりソフトウェアキーボードで長文を入力するのはつらいので前々から欲しいなと思っていたBluetoothキーボードを買ってみました。買ったのはELECOMのTK-FBP017BKというモデル。キーピッチもそれなりに広く、折りたたみ式なので持ち運びにもいいかなということで。

リュウドの折りたたみ式のキーボードの方が安かったのですが、SSPプロファイルでDesireにも対応しているようなのでこちらにしました(ネットでの評判はあまりよくないようだったので期待はしていませんでしたが…)。
というわけで、一日使ってみての感想です。

キーボード

キーピッチ、タッチはそれなりだけどガタつきがひどく、ENTERキーが横長で変換時に間違えてすぐ上にある」を押してしまうことが多いです。ガタつきは折りたたみ式なので仕方ないですね。ENTERキーも慣れの問題かもしれません。入力の取りこぼしやチャタリングなどは今のところないです。
キーピッチもそれなりにあるので、キーの配列に慣れればタッチタイプも可能なのではと思います。

ATOKでも動く

日本語入力にはATOKを使っているのですが、ちゃんと動作します。キーボードから入力するとソフトウェアキーボードが表示されなくなるので画面を広く使えて便利です。範囲選択やCTRL+C、CTRL+Vでのコピー&ペーストもできます。ただ、コピー&ペーストは何度かやり直さないとうまくいかないときもあります。
ATOKで使う場合の問題点が、キーボードからだと日本語入力の切り替えができないという点。ESCキーで日本語入力をOFFにすることはできるのですが、一度OFFにしてしまうとキーボードからONにすることができないようです(ときどきできたりする…)。画面をタッチして一度ソフトウェアキーボードを表示させると再度日本語入力ができるようになります。ただ、これはちょっとめんどくさいので今は常に日本語入力モードで入力するようにしています。ATOKは日本語入力時も変換候補に半角英数字を表示してくれるので半角文字はそれで入力しています。ただ、この方法だと半角スペースをどうやっても入力できないのが欠点です。
ちなみに標準のIMEだとSHIFT+SPACEで日本語入力の切り替えはできるのですが、範囲選択ができなかったり、そもそも変換効率がいまいちだったりとATOKと比べるとかなり入力・編集効率が劣る感じです。また、同僚のiPhone 4で試させてもらったのですが、日本語入力の切り替えなど特に問題がないようでした。AndroidIMEにもいろんな選択肢があるぶん、様々な製品の組み合わせでの動作をサポートするのは大変なんだろうなぁと思います。

再接続時の挙動

しばらく入力せずに放っておくと接続が切れるのですが、なにかしらのキーを入力することで再接続することができます。できるのですが、再接続後に+が連続で入力されてしまうという問題があります。まあ、ESCキーを押して削除すればいいのですが、再接続時に毎回こうなるのでちょっと面倒ですね。
あと、入力中でも不意に接続が切れることがたまにあります。

SSPプロファイルでの入力はおまけ

HIDプロファイルに対応していないDesireでもSSPプロファイルで使えるというのもこの製品を選んだ理由の1つだったのですが、正直これはオマケ程度のものかなという感じです。
専用のIMEと通信のための常駐アプリをインストールしなくてはならず使うだけでも結構面倒ですし、専用IMEの変換効率も良いとは言えません。また、テキストの入力中もソフトウェアキーボードは表示されたままですし、キーボードが使えるのはテキスト入力のみでメニューやアプリのスクロールなどをキーボードで行うことはできません。
「どうしてもDesireで長文メールを書きたい!」みたいな欲求があるのであれば試してみる価値はあるかもしれませんが、あまり期待はしないほうがいいでしょう。少なくとも常用するのはちょっと厳しいかもしれません。

まとめ

というわけで、HIDプロファイルに対応した端末であれば使えることは使えるのですが、Androidの場合は使っているIMEにもよりますが、やや問題ありというところでしょうか。ただ、それほど致命的な問題ではないのでスマートフォンタブレットで長文を編集したいという人にとってはよいアイテムなのではないかと思います。折りたたんで気軽に持ち歩けるので喫茶店などでタブレットと一緒に使うのにも適しているでしょう。
ちなみにこのエントリもA01SH+キーボードで書いてみました(エディタアプリで書いたものをブラウザにコピペした)。このくらいの長さの文章でもそこそこ快適に入力することができます。