プログラミングScala

オライリーでPDF版が出ているという話を聞いたのでA01SHを活用すべく早速購入してみました。

Scalaの書籍としてはコップ本がバイブル的な位置付けになっていますが、この本もなかなかよくできていると思います。コップ本よりも読みやすいですし、コップ本が教科書的に淡々とした記述となっているのに対し、こちらは実際にScalaでコードを書いていて「ここはどうすればいいんだろう?」と疑問に感じるであろう点についてもカバーしています。もちろんオライリーなのでそれほど砕けた読みやすさというわけではないのですが、コップ本よりも若干実践寄りの書籍という感じでしょうか。
コップ本がScala 2.7対応なのに対し、こちらは2.8の情報も載っているのもポイントが高いです。コップ本はScala 2.8対応(2.9の情報も含んでいるそうです)の第二版がもうすぐ出るようですが…。Scalaはsbtやフレームワークなどの周辺プロダクトも含めまだ変化が激しいので、書籍を出してもすぐに情報が古くなってしまってなかなか大変そうです。