イマドキのIDE事情 第120回 EmacsライクなWindows用テキストエディタ「xyzzy」

IDE連載の第120回です。今回はxyzzyを紹介しています。

実は原稿を送ってから気づいたのですが、連載初期の頃にWindowsテキストエディタを紹介するという回があってそのときも簡単にではありますがxyzzyを紹介していました。なので、IDE連載でxyzzyを取り上げさせていただくのはこれが二回目になります。今回は記事を読んで試してみようと思われた方が困らないよう、基本的なキーバインドなども含めて紹介しています。
Windows版のEmacsといえばMeadowが有名ですが、個人的にはWindowsとの親和性の高さからMeadowよりxyzzyをよく使っていました。Emacsキーバインドが違ったりして戸惑う部分もありましたし、Emacsと比べると拡張の数や機能も少なかったですが、標準でついてる二画面ファイラなどxyzzyならではの機能もあったり便利に使わせていただいていました。
Eclipseを常用する前は少しでもJavaでのプログラミングを快適に行うための環境を求めていろんなIDEテキストエディタを試していたのですが、一時期xyzzyを愛用していた時期があって、自分でAntをキックする拡張を書いてコンパイルに失敗したらAntのエラーメッセージから該当のJavaソースにジャンプできるようにしたりとかしていました。確かJavaコードの補完ができる拡張もあったような気がします。懐かしいですね…。
ちなみに2005年に以下のようなxyzzyの書籍が出版されています。ただし、あくまで入門書なのであまりマニアックな使い方まではカバーされていません。

なお、最近はすっかりヘタれてしまい、Windows上ではサクラエディタなどを使っております…。