2011年の振り返り

今年も早かった…。大晦日になってしまいましたが恒例の一年の振り返りをしてみようと思います。

執筆関連

会社のメンバー4人で「現場で使えるJavaライブラリ」という本を書きました。もともとはDBマガジンさんでの連載企画だったのですが、DBマガジンさんの休刊で途中で終了してしまったものを大幅パワーアップしたものです。去年から書いていたのですが、ほぼ予定通りのスケジュールで出すことができました。売れ行きは…どうなんでしょうw

本当は今年出るはずだった書籍がもう一冊あって一度原稿も全て仕上げたのですが、そちらは諸事情によりペンディング中です。

今は次の書籍の執筆真っ最中です。「現場で使えるJavaライブラリ」に着手したときは「これが終わったら書籍はしばらくやめよう…」と心に誓っていたのですが、人間喉元すぎれば…というやつでしょうか。執筆にWikiを使ったりなど、新たな試みもしています。

オープンソース関連

Amaterasは今年もあまりいじれなかったのですが、個人的にScalaを一生懸命勉強していました。関数型言語には昔から興味があって、Lisp系やHaskellに触っていた時期もあったのですが、仕事でも使える実用的な言語だな、と感じたのはScalaが初めてです。まだ黎明期ということもあってライブラリやフレームワークなど次々と新しいものが出てくるのも昔の活気があった頃のJavaを思い出します。

実際に仕事でも使ってみたり、個人でもsbtのソースを読んだりEclipseプラグインを作ってみたり。それなりにScalaらしいコードを書けるようになってきたかなぁと思っていますが、まだまだ修行が足りないので来年も引き続き精進していきたいです。

あと、FSWikiは執筆で使っている関係でいろいろ機能追加したりしています。近いうちに3.6.5をリリースしたいと思っています。

仕事関連

今年も一年、いろいろやりましたねー。ずっと続いているプロジェクトもあるのですが、毎回違うことをやるのでなかなか飽きさせません。某OSSのJMS実装にはかなり泣かされました。半年くらい弄り回したのですが、ほとんどの機能に何かしらのバグがあってとてもじゃないけどまだまだ怖くて実戦投入できないよねぇ…という感じ。

本来の仕事内容以外の部分ではScalaを使ってみたり、Mercurialを導入してみたり、テストの効率化に取り組んでみたり。あと、どうしても毎回必要になる数字系のタスクをできるだけ手間をかけずに済ませられるよう工夫してみたり。兼ねてからの懸念だったおんぼろ開発サーバも年始にハイスペックなマシンに移行してこの一年問題なく稼働しています。

モバイル事情

タブレットが欲しいなと思っていたのですが、SHARPGALAPAGOS A01SHという端末を購入してみました。正直端末自体は微妙なところはありますが、PDFを読んだり原稿のチェックをしたりと活用しています。あと、原稿の作業を外ですることもあるのでワイヤレスゲートを試してみたのですが、使える場所が限られているのが若干微妙ですね。タリーズでは使えるけどスタバでは使えないみたいな…。

ちなみに昨年購入したHTC Desireはとても気に入っていて愛用しているのですが、本体容量の不足が如何ともし難い感じです。よくできている端末だと思うのですが、使い始めて1年以上経ちますし、Android 4.xも出てきましたし、テザリングできる端末を使ってみたいなーという気もするので来年は買い換えたいですね。DesireのおかげでHTCのイメージは個人的にはなかなかいい感じなのですが、端末がどれもゴツいのが難点ですね。国産の端末は見た目はよいのですが中身は…ですし。

というわけで今年は前半は「現場で使えるJavaライブラリ」、後半はScalaに取り組んでいたのが大きな出来事だったかなと思います。今年はメンタル面も割と落ち着いていましたが、ほぼ休みなしで書籍の作業を続けているので慢性的な寝不足に陥ってしまっているのが悩みかもしれません。Androidでちゃんとしたアプリを作りたいなとか、英語の勉強もしたいなと思っていたのですが、途中からそれどころではなくなってしまいました。年末年始もずっと原稿を書いています…。