イマドキのIDE事情 第141回 次世代JavaScript? Microsoft発の新言語TypeScriptをIDEで試してみる

IDE連載の第141回です。今回は話題の(?)TypeScriptをVisual Studioで試してみました。

Ajaxの普及移行、Webアプリケーションで積極的に利用されるようになったJavaScriptですが、世の中的にはやはり課題感があるようで、GWTのような技術やCoffeeScriptDart、heXe、JSXといった代替言語が次々と登場してきています。
これらの中でもTypeScriptはJavaScriptをベースにクラス、モジュールといった機能や静的な型付けといった機能を導入したスーパーセットとなっており、既存のJavaScriptユーザが取っつきやすい言語になっています。既存のJavaScriptライブラリとの相互運用性の高さ、すでに開発環境としてVisual Studioで動作するプラグインが提供されているなど実用性の高さも他のJavaScript代替言語と比較した場合のアドバンテージといえるのではないでしょうか。
この分野では今のところCoffeeScriptがよく利用されているのではないかと思いますが、TypeScriptはなかなか筋がよさそうなので要注目です。Visual Studio以外の環境でも開発できるようになるといいですね。