最近はオライリーやManningなど技術書の電子書籍もePubで読めるものが増えてきました。スマートフォンで読むにはPDFより余白やフォントサイズを調節できるePubのほうが読みやすいのでありがたいことです。
が、問題なのはAndroidの場合、ePubリーダーが貧弱だという点です。まあ、PCでもFirefoxのアドオンくらいしかないですし、そもそもePub自体がまだまだこれからという感はありますが。
そんなわけで、とりあえずいまのところAndroid上でePubを読むために以下の二つのアプリを使い分けています。
Himawari Reader
国産のePubリーダーなので日本語表示も問題なく、表もちゃんと表示されます。メニューも日本語なので使いやすいです。ただ、FBReaderでできるような画像のリサイズ機能などはないです。なので書籍や端末によっては画像がディスプレイの表示領域からはみ出てしまい見えない、といったこともあります。
ただ、それよりも問題なのが、1セクションが1ページとして表示されるので、書籍によっては1ページがかなり長くなってしまうという点です。それだけなら別にどうってことはないのですが、1ページの表示が長くなってしまうと少しスクロールしただけで慣性であらぬところまで吹っ飛んでいってしまうことがあるのです。自分の使っている範囲ではこれが唯一残念な点ですね。
無料版は広告が入っていますが、広告のない有償版もあるみたいです。
FBReader
こちらは海外製でメニューなどは英語ですが、ePubの表示は日本語でも問題なさげです。1画面に収まる分が1ページとして表示され、フリックでページ送りするのでHimawari Readerのようにスクロールがしにくいという問題もありません。
背景色やフォントの設定はもちろんのこと、画像を画面の横幅にフィットするように表示できたり、ドラッグでディスプレイの明度を変更できたりなど、機能はかなり充実しています。また、文字を選択してインテントで別のアプリに飛ばすことができるので、洋書を読んでる時に翻訳アプリに飛ばしたりとかできるのも地味に便利です（Himawari Readerは文字列の選択は可能ですが、コピーしかできません）。
なかなかいい感じなのですが、唯一表がうまく表示されないという問題があります。Himawari Readerのスクロール問題と一長一短って感じですね。
無料ですが、広告は入っていません。
