イマドキのIDE事情 第146回 JavaScriptの問題点を解決できるか? Chromeで試すCoffeeScript

ブログに書きわすれていましたが、IDE連載の第146回が公開されています。今回はChrome上でCoffeeScriptを試すことのできるChromeConsoleというエクステンションを紹介しています。

ChromeConsoleでは生成されるJavaScriptをリアルタイムに確認することができるので、手軽にCoffeeScriptを試すことができます。
JavaScriptの代替言語はheXe、JSX、Darts、TypeScriptさらにはCeylonやKotlinなどJavaVM上で動作する言語の中にもJavaScriptへのコンパイルが可能なものが出てくるなど、ここ数年様々なものが登場してきています(GWTのようなアプローチもありますね)。世の中的にもそれだけJavaScriptには課題感があるということでしょう。
実際、Webアプリケーションにおいてはサーバサイドはかなりこなれてきたこと、クライアントサイドがリッチになってきたことから開発のボトルネックがクライアントサイドに移ってきたという面があるように思います。よく言われているようにJavaScriptには言語仕様からブラウザ毎の挙動の違いまで様々な問題があり、代替言語を使ったからといって問題がすべて解決するということはありません。
今後出てくるであろう新技術がどのようなアプローチでこれらの問題点を解決しようとするかも興味深いところです。