日経SYSTEMS 2013年2月号にScalaの記事を書かせていただきました

日経SYSTEMS 2013年2月号にScalaの記事を書かせていただきました。

この雑誌はそもそも技術者向けではなくマネージャ向けの雑誌だと思います。今回Scalaの記事を書かせていただいたのは、技術的な話というよりもプログラマScalaを使いたい!と言った場合に上司の方やユーザさんの判断を後押しする材料になれば、と考えてのことです。
業務で新しいものを使う場合「楽しいから」ではなくて何かしらメリットがある必要があります。
で、自分で実際にそこそこのサイズのプロジェクトで使ってみて、Scalaを使うメリットというのは明らかにあるわけです。ただ、そのメリットを第三者にわかりやすく説明するのがとても難しいんです。Scalaプログラミング言語なのでそれを使って新しいことができるようになるというわけではないのでコードを書かない人からするとメリットがわかりにくいんですよね。
たとえばJavaと比べてこうだ、という数字を出せれば話は早いんでしょうけど、まだそこまでScalaの事例が豊富なわけではないので数字としてる出せる情報は限られているし、もちろん偏りもあります。なので、どうしてもそうではない部分で説明しないといけないわけです。
というようなことを踏まえたうえで、Scala関数型言語を知らないマネージャやユーザさんに対してScalaのメリットを説明するときに自分たちだったらどうするだろう?ということを考えて書いたのが今回の記事になります。
まあそんなわけでScalaの記事なのに実はScalaのコードは3行くらいしか載ってませんw 正直プログラマの方が読んでもあまり得るものがない感じの内容になっていますが、Scalaの普及にはこういった切り口も必要なのかな、と思う次第です。
ちなみに編集さんからMatzのScalaに対するコメントも入ると聞いてガクブルしたのはここだけの話です。(実際は非常にオトーナな感じのコメントでしたw)