イマドキのIDE事情 第155回 様々な言語、PaaSに対応! 注目を集めるWeb IDE「Codenvy」とは?

IDE連載の第155回です。今回は様々な言語、PaaSへの対応で注目を集めているWeb IDE「Codenvy」を紹介しています。

日本ではほとんど話題になっていませんが、以前eXoで開発されていたeXo Cloud IDEと呼ばれていたものが独立してWeb IDE専業企業として開発されるようになったものです(日本でもeXo Cloud IDEの頃はGoogle App Engine対応のWeb IDEとして取り上げられることがありましたね)。
まだまだスタンドアロンIDEと比べると機能面では不足しているWeb IDEの中でもかなり高機能なものの一つだと思います。様々な言語、PaaSに対応していますが、言語でいうとやはりJavaへの対応に最も力が入っているようです。それとGitに対応しているのも特徴です。外部のリポジトリを使えるので開発環境をCodenvyに閉じなくても済みますしスタンドアロンIDEも併用できるという意味で比較的導入しやすいのではないでしょうか。
しかしWeb IDEはこのまま進化していってもスタンドアロンIDEを置き換えるのはちょっと難しいんじゃないかなぁと思っています。機能面で追いつくのはまず無理だと思うので、チーム開発、PaaSへのデプロイ、Webサービスとの連携といったWeb IDEならではの部分でどれだけメリットを出せるかではないでしょうか。逆にIDEを使ってもあまりメリットのないLL系のほうがWeb IDE導入の敷居は低いかもしれませんね。