イマドキのIDE事情 第158回 JavaEE7対応! Eclipse 4.3 Keplerの新機能を探る(1)

IDE連載の第158回です。今回から数回に分けてEclipse 4.3 Keplerの新機能を紹介していきます。

今回は第一弾ということでKeplerの概要について説明していますが、売りであるはずのJavaEE7対応は、JSPエディタでEL 3.0の構文がエラーとして表示されてしまうなど正直ちょっと微妙な感じです。Stardust(BPMツール)やBIRTも使う人はそれほど多くはないでしょうし、大きいのは以下のような点でしょうか。

  • Eclipse 3系が提供されなくなり、Eclipse 4系への移行が必須になった
  • MavenやEGitがJavaEE向けパッケージにも含まれるようになった

特にMavenサポートに関してはWTPのプロジェクトに対応したのは嬉しい点です。
Javaでの開発にEclipseを使う場合、多くのケースではJavaEE向けのパッケージを使用すると思いますが、これまではMavenやGitのサポートが標準で提供されると言っても別途更新サイトからインストールする必要があったわけですが、これでようやく名実共に「MavenやGitを標準でサポート」と言えるようになったのではないでしょうか。
かなり今更感はありますが…。