イマドキのIDE事情 第167回 手軽に導入!JS Test DriverでJavaScriptをテストしてみよう

IDE連載の第167回です。今回はIDEとも連携可能なJavaScript用のテスティングフレームワークということでJS Test Driverを紹介してみました。しかし最近IDE連載の原稿を書くのがつらいです。隔週連載って大変ですね。ネタが枯渇しがちなのもありますが…。

最近のJavaScript向けのテスティングフレームワークはNode.jsを入れないと動かせないものが多いですが、JS Test Driverはjarを1つ置くだけで使えるのでそういう意味では導入は手軽です(ただしサーバを起動したり、ブラウザを接続したりとテストの実行前の準備やや面倒ですが…)。テストで使用するDOMをテストケース側で定義することができたりするのはなかなか実用的だなと思いました。あと、カバレッジの取得も可能なようです。
Webブラウザ上で動作するJavaScriptがテストしづらいのは事実ですが、WebアプリケーションでここまでJavaScriptが多用されるようになると「JavaScriptのテストをしない」という選択肢はもはやあり得ないと思います。
JS Test DriverはJavaScriptのテスティングフレームワークとしてはどちらかといえば古株な部類で、この分野は最近でも新しいものがいろいろ出てきていますが、JavaScriptの使い方はアプリケーションによっても異なるので一概にこの方法がよいとは言い切れない部分もありますし、ブラウザ毎の互換性の問題をどう解消するのかという問題もいまだに解決の気配がありません。
どのような方法でJavaScriptのテストを行うのがいいのかは、もうしばらく試行錯誤が続きそうな気がします。