Java逆引きレシピという本を書きました

4月下旬に翔泳社さんから発売される「Java逆引きレシピ」という本を4名の共著で書きました。

Java逆引きレシピ

Java逆引きレシピ

Java 6〜8に対応し、JavaSEのAPIで利用範囲の高いものに加え、JUnitもカバーしていますのでこの一冊でJava開発の基礎を一通り押さえられるのではないかと思います。

Java 8の新機能はもちろんのこと、NIO/NIO2やConcurrent UtilitiesなどJava 5以降の新機能についてもきっちりと書いていますので、これからJavaをはじめる初心者だけではなく、すでにJavaをやっているけれど、Java 5〜7あたりの新機能が押さえきれていないという方のお役にも立てるはずです。

Web開発についてはカバーするべきか悩んだのですが、実際に生サーブレットJSPで開発することはないだろうし、フレームワークは種類が多すぎる上に近頃はデファクトが見えづらい状況ということ、JavaSEに絞ったほうが書籍のコンセプトも明確になるということもあって今回は対象から外すことにしました。

また、一応Java 6にも対応していますので、まだJava 6相当の環境であるAndroid開発でもJava言語の基礎知識という面では使えるのではないかと思います。

実はこの書籍、3年ほど前に企画があって一度書き上げていたのですが、そのときはWebアプリ開発の部分までカバーしていたんですよね。ただ、一冊の書籍としてうまくまとまらず、お蔵入りなっていたものを今回Java 8のリリースにあわせてコンセプトレベルで見直して書き直そう!ということで再起動させていただいたものです。

当初の予定では4月頭には出したかったのですが、Java 8のリリースから1ヶ月遅れということでぎりぎりセーフかなと思っていますw 今回は執筆中業務多忙だったり、校正期間が短く、しかも転職先の入社日と校正の締切が被ったりと本当につらかったです。毎回言ってる気がしますが、今度こそ、今度こそ書籍の執筆はしばらくお休みしようと思います。

そんな血と汗と涙の結晶である「Java逆引きレシピ」、新人さん・若手の方には教育に、すでにJavaをバリバリ書かれている方には既存のAPIJava 8の新機能のおさらいに、是非お買い求めいただければと思います。