PythonにはIPython NotebookというWebブラウザで利用可能なインタラクティブシェルがあります。これは編集内容を保存できたり、過去に実行した内容を繰り返し実行できたりなど、ちょっとしたコードを試したり学習用途には最適なものです。
IPythonは言語非依存部分がJupyterとして独立しており、サードパーティによってPython以外にも様々な言語用のカーネルが開発されているようです。jupyter-scalaを使うとIPython NotebookでScalaを使うことができました。
インストール&実行方法は簡単で、予めIPythonをインストールしたのち、jupyter-scalaのサイトからアーカイブをダウンロードし、適当な場所に展開後、展開したディレクトリのbinディレクトリに含まれているjupyter-scala
というシェルスクリプトを実行します。これでScala用のカーネルがIPythonに登録されるので、あとは普通にPython Notebookを起動します。
するとScalaのノートブックが作成できるようになっています。
もちろん補完もできます。
ノートブックで以下のようなコードを実行すると外部ライブラリを読み込むことができます。
load.resolver("scalaz-bintray" at "http://dl.bintray.com/scalaz/releases") load.ivy("org.scalaz.stream" %% "scalaz-stream" % "0.7.1a")
Scalaの学習用途だけでなく、ライブラリの動作を確かめたりするのにも良さそうですね。