GitBucket 4.3をリリースしました

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.3をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.3

絵文字のサポート

GitBucket 4.3と同時にgitbucket-emoji-pluginがリリースされました。このプラグインは以下の機能を提供します。

  • Markdownやコミットメッセージなどの絵文字記法を画像に変換する
  • Markdownを編集する際のテキストエリアで絵文字記法のサジェストを行う

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ユーザ名のサジェスト

イシューやプルリクエスト作成時やコメント入力欄のテキストエリアでユーザ名のサジェストが可能になりました。@をタイプするとユーザ名の候補がポップアップ表示されます。

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新しいWeb API

GitBucketはGitHub互換のWeb APIのサブセットを提供していますが、今回のバージョンで多くのAPIが追加されました。

また、BASIC認証でのAPIアクセスも可能になりました。

新しい拡張ポイント

プラグインで利用可能な新たな拡張ポイントを3つ追加しました。

  • assetsMapping : プラグインのクラスパス内のリソースをWebアセットとしてアクセスできるようにします
  • suggestionProvider : Markdown編集時のテキストエリアにサジェスト機能を追加します
  • textDecorator : Markdownから変換されたHTMLなどのテキストノードを装飾します(コミットメッセージ等にも適用されます)

これらの拡張ポイントの使用方法についてはgitbucket-emoji-pluginのPluginクラスを参照してください。

この他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。