Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.9をリリースしました。
https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.9
GitLFSサポート
GitLFSの実験的サポートを追加しました。この機能を使用するためにはGitBucketの設定画面でBase URLを適切に設定しておく必要があります。
これだけでGitLFSが利用可能になります。GitLFSで管理されているファイルは GITBUCKET_HOME/repositories/<user>/<repository>/lfs
配下に格納され、リポジトリビューアでは以下のようにファイルの詳細画面にLFSラベルが表示されるようになります。
将来的にはラージファイルの保存先としてローカルファイルシステムだけでなくクラウドストレージや分散ファイルシステムなどにも対応したいと考えています。
イシューとプルリクエストのテンプレート
リポジトリのルートディレクトリもしくは.gitbucket
ディレクトリにISSUE_TEMPLATE
、ISSUE_TEMPLATE.md
、ISSUE_TEMPLATE.markdown
などの名前でファイルを作成しておくとイシューやプルリクエストの新規登録フォームの初期値として表示されるようになりました。
イシューやプルリクエストの雛型や、注意事項などを記述しておくのに利用できるのではないかと思います。
ラベルの色をカラーコードで指定可能に
イシューやプルリクエストのラベルの色はこれまでカラーピッカーで選択することができましたが、カラーコードを直接入力することもできるようになりました。
アカウントの説明を入力可能に
アカウントの説明を入力できるようになりました(個人アカウントの場合はBio、グループアカウントの場合はDescriptionというフィールドに入力できます)。入力した内容はアカウントの詳細画面に表示されます。
スタンドアロンモードに–temp_dirオプションを追加
組み込みJettyでのスタンドアロンモードでの起動時に指定可能なオプションとして--temp_dir
を追加しました。
これは組み込みJettyがgitbucket.warを展開するディレクトリを指定するためのものです。デフォルトでは GITBUCKET_HOME/tmp
に展開されますが、都合が悪い場合はこのオプションで任意のディレクトリに展開するよう指定することができます。
イシュー関連のWeb APIの追加
新しく以下のWeb APIが追加されました。