GistBoxがCacherという新サービスになるらしい

Gistをメーラーのようなインターフェースで管理できるということで一時期話題になったGistBoxがCacherというサービスにリニューアルしたそうです。現在のGistBoxは年内で使えなくなってしまう模様。

www.cacher.io

GistBoxはその名の通り、Gistのフロントエンド的なサービスだったのですが、CacherはWebアプリに加えてWindowsMacLinux用のデスクトップアプリケーションが提供されており、有料のオプションも存在するなどかなり気合いを入れて作られている様子です。無料プランも存在するのですが、作成できるプライベートなスニペットの数が15個までなどの制限があります。

CacherはGistのフロントエンドというわけではないようですが(GistBoxからデータを移行しない限り、既存のGistはCacher上にはインポートされない)、Cacherで作成したスニペットはパブリックなものであればGistにも同期されます。プライベートなものはGistには反映されないようですが、パブリックなものを途中でプライベートに切り替えても以前のものはGistに残ってしまうので注意が必要です。

編集時は裏で定期的にGistへの同期が走っているようで、気づいたらGistの変更ログが大変なことになっていました。うっかり編集中の内容がコミットされていることもあり得るので、パブリックなスニペットについても注意が必要そうです。自分はMarkdownの使えるメモ置き場としてGistを使うことが多いのですが、そういう使い方にはあまり向いてないように見えます。

GitHub社はあまりGistをやる気はないようなのでこういう代替サービスが存在する余地はあるのかもしれませんが(実際自分も良いGistフロントエンドがあれば使いたい)、Cacherに関しては現状ちょっと取り扱いが難しい印象です。いっそのことGistへの連携などは行わない方が使いやすいのではという気がします。