Scalatra 2.8をリリースしました

ScalaベースのWebフレームワークScalatraの新バージョン2.8をリリースしました。

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Scalatra 2.8.0はだいぶ前にMaven Centralにpublishしてあったのですが、ライブラリの依存関係に一部問題があり、事実上標準のテンプレートエンジンであるTwirlと組み合わせる際にsbtの設定にワークアラウンドを入れる必要があるという状態だったのでアナウンスを控えていました。今回依存関係に修正を入れた2.8.2をリリースしてワークアラウンドなしで使用できるようになったのでサンプルやWebサイトも更新し、正式にアナウンスを行いました。

今回のリリースはScala 3対応に向けた機能やライブラリ依存関係の整理が目的で、特に大きな機能はありません。今回のバージョンで非推奨となった機能(WebSocketのサポートなど)はScalatra 2.9で削除され、Scalatra 3.0でScala 3に対応する予定です。