GitBucket 3.10をリリースしました

3.10でのいくつかの不具合を修正した3.10.1および3.10.1_h2-1.4.180がリリースされています。3.10および3.10_h2-1.4.180の代わりにこちらをご利用ください。

Scalaで実装されたオープンソースGitHubクローン、GitBucket 3.10をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/3.10

Bootstrap3への移行

CSSフレームワークをこれまで使っていたBootstrap2からBootstrap3 + bootstrap-theme-githubに移行しました。

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ただ、bootstrap-theme-githubにはいくつか改善したい点があったので、実際にはGitBucketのorganizationでフォークして修正を加えたものを使用しています。修正版についてはgitbucket/bootstrap-theme-githubでメンテナンスを行っています。

今後もスタイルの改善を進めると共に、次のGitBucket 3.11ではGitHubの新UIへの追従を行いたいと考えています。

rawコンテンツのための新しいURL

リポジトリビューアでrawコンテンツにアクセスするためのURLとして従来の blob/master/doc/activity.md?raw=true というパスに加えて raw/master/doc/activity.md というパスを利用できるようになりました(後方互換性のため古いURLも当面利用可能です)。

これによってたとえばGitBucketでMavenリポジトリをホストしたりすることができるようになるはずです。

xsbt-web-pluginのアップデート

開発時のクラスパスに関する問題を解決するためscalatra-sbtプラグインを使うのをやめてxsbt-web-pluginの最新版を使うようにしました。

GitBucketのコントリビュータやプラグイン開発者の方は、ソースツリーからの起動方法が従来のsbt ~container:startではなくsbt ~jetty:startに変わっていることに注意してください。~ ;copy-resources;aux-compileなどとしなくても、これだけでソースの変更は自動的に検知され、反映されます。また、開発モードではsrc/main/resources/logback-dev.xmlを編集することでログの設定を変更できるようになっています。

H2データベースのアップデート

データストアの信頼性向上のため、GitBucketが内部で使用しているH2データベースを最新版である1.4.190にバージョンアップしました。

しかし、H2のバージョンアップはデータファイルの互換性に関する問題を引き起こす可能性があります。もし、H2のバージョンアップに起因する問題が発生した場合はマイグレーションツールを使用してデータファイルのマイグレーションを行うか、3.10の代わりに3.10_h2-1.4.180(これはH2のバージョンを除いて3.10と完全に同じものです)を使用してください。

この他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。