GitBucket 4.18.0をリリースしました

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.18.0をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.18.0

レビューコメントへの返信フォーム

プルリクエストなど、ソースコードにつけたコメントに対して返信するためのフォームを表示するようにしました。レビューコメントに対してこのフォームから簡単に返信を行うことができます。

f:id:takezoe:20171011025818p:plain

ユーザ名のサジェストにフルネームも表示

ユーザ名のサジェスト時に、ユーザ名だけでなくフルネームも表示するようにしました。

f:id:takezoe:20171011025837p:plain

コミットフックをブラウザ編集時も適用

これまでプラグインが提供するコミットフック(実際にはReceiveHookとして実装されます)はgit pushでのプッシュ時のみ適用され、ブラウザ上でgitリポジトリ内のファイルをオンライン編集した場合には適用されていなかったのですが、GitBucket 4.18.0からはブラウザでの編集時もコミットフックが動作するようになりました。

これによってブランチプロテクションの設定を行っている場合、ブラウザ上での変更からも保護が有効になりました。

gitbucket-ci-pluginのアップデート

gitbucket-ci-pluginが1.1.0にバージョンアップし、以下の機能が追加されました。

  • コミットメッセージに特定のキーワードを含めておくとビルドをスキップ
  • プルリクエストに特定のキーワードを含むコメントを追加するとビルドを再実行

これらのキーワードはビルドの設定画面で指定可能です(カンマ区切りで複数設定可)。

f:id:takezoe:20171011025853p:plain

また、ビルドスクリプトで以下の環境変数が使用できるようになりました。

  • CI (true)
  • HOME (root of the build directory)
  • CI_BUILD_DIR (same as HOME)
  • CI_BUILD_NUMBER
  • CI_BUILD_BRANCH
  • CI_COMMIT_ID
  • CI_COMMIT_MESSAGE
  • CI_REPO_SLUG ("owner/repo")
  • CI_PULL_REQUEST (pull request id or "false")
  • CI_PULL_REQUEST_SLUG ("owner/repo" or "")

今回のバージョンではこの他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。