GitBucket 4.21.0をリリースしました

4.21.0には本体およびバンドルされたプラグインにいくつかの問題があったため、修正した4.21.2をリリース済みです。こちらをご利用ください。 https://github.com/gitbucket/gitbucket/releases/tag/4.21.2

Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.21.0をリリースしました。

https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.21.0

リリースページ

タグの一覧画面がリリース機能で置き換えられました。それぞれのタグにリリースノートを記述したり、リリースファイルを添付することができるようになりました。

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OpenID Connectをサポート

OpenID Connectを使ったログインが可能になりました。

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Google Identity ProviderおよびKeycloak用の設定方法についてはOpenID Connect Settingsを参照してください。

新しいDBビューア

これまでGitBucketは管理者向けにH2データベースに付属のWebコンソールを同梱していましたが、DBのURLやID/パスワードを入力しなくてはならなかったり、独自の機能を追加しようにも手を入れられなかったりといった問題がありました。

このバージョンでは従来のH2コンソールが新しい独自実装のDBビューアに置き換えられています。

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なお、以前のH2コンソールを引き続き使用したいという方向けにgitbucket-h2console-pluginというプラグインを提供しています。

サブモジュールのリンク先の変更

従来、サブモジュールのリンクはGitリポジトリのURLになっていたのですが、これはブラウザ上では直接参照できないケースが多いという問題がありました。今回のバージョンではサブモジュールのGitリポジトリが特定のパターンに一致する場合、GitリポジトリではなくWebインターフェースへのリンクを出力するようになりました。

今のところ、サポートしているのは以下のサービスです。

これら以外のリポジトリは今まで通りGitリポジトリへのリンクになります。

Close/Reopenボタンの改善

イシューやプルリクエストのClose/Reopenボタンはキャンセルボタンと間違って押してしまうというケースが報告されていたため、これらのボタンをドロップダウンから選択する方式に変更しました。

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今回のバージョンではこの他にも様々な改善やバグフィックスを行っています。詳細についてはIssueの一覧をご覧ください。