イマドキのIDE事情 第125回 周辺ツールでGitHubをさらに活用しよう

ブログに書くのをわすれてましたがIDE連載の第125回が公開されています。今回はGitHubをより活用するための周辺ツールの数々を紹介しています。

EclipseからはEGitでgitを使うことができるのはもちろんですが、Mylyn用のGitHubコネクタも用意されており、IssueやGistにアクセスすることができます。EclipseからGistにソースコードをアップロードするためのプラグインは他にもいくつかあるみたいです。また、Markdownエディタはドキュメントを編集する際に便利です。
また、個人的により利用しているのがGh4aというAndroidアプリで、「GitHubのプロジェクトのソースをちょっと読みたい」という場合に便利です。シンタックスハイライトして表示してくれるだけなので、本格的名ソースコードリーディングにはきついですが、電車での移動時間などにぼんやりとソースを眺める分には充分です。タブレットで使うと読みやすくていいですね。
gitクライアントだけでなく、様々な周辺ツールが開発されているというのはGitHubがどれだけ人気を集めているかを表しているのではないかと思います。

データベース開発環境としてのEclipse 第2回 データベースモデリングのためのEclipseプラグイン

DB OnlineさんでのEclipse連載の第2回です。今回はデータベースのモデリングのためのプラグインということでERMaster、AmaterasERD、Jiemamyを紹介しています。

以前も書いた気がしますが、DB関係のEclipseプラグインは国産のものが多く、今回紹介しているプラグインも全て日本製だったりします。EclipseでER図を作成するためのプラグインということではどのプラグインも似ているのですが、高機能なERMaster、現場での実用性重視のAmaterasERD、開発プロセスの変革を目指すJiemamyと、そのコンセプトは三者三様です。
ただ、OSSのERモデリングツールは全般的に大規模なデータベースを扱うのには向いていないという面はあると思います。今回紹介した3つのプラグインも、数百を超えるようなテーブルを扱うのは操作性の面で問題があるように思います。AmaterasERDでは別のダイアグラムのテーブルを参照する機能があり、ダイアグラムを複数に分割しやすいよう工夫していますが、やはり1つのダイアグラムでレイヤーなどで切り替えられるような形のほうが使いやすいでしょう。
逆に言えば、数10〜100個程度のテーブルからなる比較的小規模なデータベースであればOSSツールで充分なケースも多いはずなので(実際にうちの社内ではAmaterasERDオンリーで回したプロジェクトもいくつかあります)そういったプロジェクトではこれらのツールの導入も検討してみていただければと思います。