Scalaで実装されたオープンソースのGitサーバ、GitBucket 4.5をリリースしました。
https://github.com/takezoe/gitbucket/releases/tag/4.5
テキストエリアにもファイルのドロップが可能に
イシューやWikiにファイルを添付する際、これまではテキストエリア下部の細いバーの部分にしかドロップできなかったのですが、テキストエリアの領域にもドロップできるようになりました。

ダッシュボードで表示するイシュー、プルリクエストを選択可能に
ダッシュボードでは元々イシューやプルリクエストに対して以下の3種類のビューが提供されていました。
- 自分が作成したもの
- 自分がアサインされているもの
- 自分が言及しているもの
しかしUI変更に伴って最近のバージョンでは自分が作成したものの一覧しか参照できないようになっていました。GitBucket 4.5では後者の2つの一覧も参照できるよう、表示を切り替えるためのスイッチを復活させました。

HikariCPの設定が可能に
GitBucketは内部的にコネクションプーリングのためにHikariCPを使用しているのですが、これまではデフォルトの設定で動作するのみでユーザがHikariCPの設定を行うことができませんでした。GitBucket 4.5からはGITBUCKET_HOME/database.confでHikariCPの設定を行うことができるようになっています。
database.confはデフォルトでは以下のような内容でGitBucketの初回起動時に自動生成されますので、必要な項目のコメントを外して値を変更することでHikariCPの設定を行うことができます。設定の変更後はGitBucketの再起動が必要になります。
db {
url = "jdbc:h2:${DatabaseHome};MVCC=true"
user = "sa"
password = "sa"
# connectionTimeout = 30000
# idleTimeout = 600000
# maxLifetime = 1800000
# minimumIdle = 10
# maximumPoolSize = 10
}
クッキーのセキュリティ改善
セッションを維持するためのJSESSIONIDクッキーにhttp-only属性が付与されるようになりました。また、baseUrlの設定がhttps://xxxx隣っている場合はsecure属性も付与されるようになりました。
コミット数をコミット履歴ボタンに表示
UIの更新以降、リポジトリビューアからコミット数の表示が消えてしまっていましたが、今回のバージョンからコミット履歴ボタンにコミット数を表示するようにしました。

モバイルブラウザでの表示の改善
UIのAdminLTEへの移行時にモバイルブラウザへの対応が完全にできておらず、サイドメニューを利用できないといった不都合があったのですが、これらの不都合を改修したうえでモバイルブラウザでの表示を全体的に見直しました。


また、モバイルビューでもファイル検索ボタンとコミット履歴ボタンを表示するようにしました。
