イマドキのIDE事情 第94回 最強のJavaScript IDE「WebStorm」を試してみる

IDE連載の第94回です。今回はIntelliJ IDEでお馴染みJetBrainsが提供するWebフロント向けのIDE、WebStormを紹介しています。

WebStormはHTML、CSSJavaScriptといったWebのフロントエンドの開発用のIDEで、特筆すべきはJavaScript向けの開発支援機能が非常に充実しているという点です。現在存在するIDEの中でもJavaScriptのサポートに関してはトップレベルと言っていいと思います。
有償の製品ではありますが45日間は無償で試用できますし、OSS開発者向けには無償でライセンスを提供してくれます(IntelliJ IDEAだと1年毎に申請が必要だったと思いますが、WebStormに関しても同様と思われます)。
ただ、Webアプリケーションの中でJavaScriptを使用する場合、たとえばサーバサイドはJavaなど他の言語で実装することになると思いますが、その場合はやはりデファクトスタンダードであるEclipseが開発環境の第一候補になるでしょう。なので、すべてをWebStormだけで済ませるのが難しい、Eclipseとの相互運用を考慮しなければならないという問題があります。
個人的にはEclipseでWebStorm並みに使いやすいJavaScriptエディタが出てくるといいな、と思っています。AmaterasのJavaScriptエディタも最近かなり機能強化していますが、それでもまだWebStormには遠く及ばないというのが現状なのでもう少しなんとかしたいですね…。
ともあれ連載100回まであと6回です!なんだかドキドキしてきました。