会社の標準的なPCはWindowsなのですが、JavaやScalaがメインとはいえWeb界隈の仕事をしているとWindowsだとなにかと不便なことも多いです。そこでWindowsで快適な開発環境を整備するために使っているツールを紹介します。
IntelliJ IDEA
Scalaを書いているので何はなくともこれを入れます。有償になりますが、Ultimate EditionであればJavaやScala以外にもJavaScriptやRuby、Python、PHPなど大体の言語はこれで行ける優れものです(とはいえLLはテキストエディタで書いてしまうことも多いですが…)。
内蔵のTerminalビューが素晴らしく、Mavenやsbtを叩いたり、gitをコマンドラインで叩いたりするのに重宝しています。
IntelliJに関してはキーボードショートカットの関係でむしろMacのほうが使いにくい気がします。
SourceTree
GitのGUIフロントエンドの中では一番使いやすいツールだと思います。特にブランチの操作がやりやすいのがポイントです。gitの操作は普段はIntelliJやコマンドラインで行っていますが、複雑なブランチの操作にはSourceTreeを使うようにしています。
あと、地味にbashが使えるようになるのが嬉しいですね。Cygwinとかを別に入れなくても済むので…。
マージは外部ツールに頼る必要があるのでSourceTreeでコンフリクトしたらいったんrevertしてIntelliJでもう一度やり直してIntelliJのグラフィカル3-wayマージでマージするという使い方をしています。
問題はSourceTreeを起動するとThinkPad USBキーボードのトラックポイントスクロールが効かなくなる(Windowsを再起動しないとダメ)ということです。なので普段はなるべく使わないようにしていますw
Vagrant
手元でLinux環境が必要になるケースも多いですが、そういう場合はVagrant + VirtualBoxが必須です。
個人的にはMySQLなどもWindows版を使うのではなく、VagrantにMySQLをインストールしてポートフォワードでlocalhostの同一ポートからアクセスできるようにして使っています。
RubyやNodeをやる場合も必須ですね。Windowsだと動かないgemやnpmがあったりするので…。vagrantディレクトリがホストと共有されているなど、最初から開発環境として使いやすい構成になっているのも便利です。最近だとDockerをいじったりする場合にも使っています。
ConEmu
なんか使いやすいコンソールはないかなーということで辿り着いたタブ型のコンソール。
シェルとしてはWindowsのcmd.exeを使うこともできますが、SourceTreeと組み合わせるとgit bashを快適に使えるようになります。折り返しが微妙におかしい気もしますが、フォントのアンチエイリアスも効くため見た目も良く、なかなかおすすめのツールです。
なお、ConEmu以外にもSSHにはTeraTerm、SCPにはWinSCPなどを使ったりしています。
Clover
Windowsのエクスプローラーをタブ化してくれるソフトウェアです。見た目はChromeそっくりで、タブの分離や合体も可能です。
何も考えずにエクスプローラーで新しいウィンドウを開きまくってるといつの間にか大量のウィンドウが開かれていて大変なことになりますが、タブですっきりまとめることができます。この手のソフトは他にもいくつかありますが、個人的にはこのくらいシンプルなもののほうがしっくり来るかなって感じです。
Atom
テキストエディタはSSHしてるときはEmacsやvimを使ったり、日本語の文章を書くときはサクラエディタを使ったりしているのですが、グラフィカルなプログラミング向けテキストエディタということでWindows用のバイナリも提供され始めたのでSublime Text2から乗り換えました。
新しいウィンドウを開くのが異常に遅かったり、日本語の折り返しが使い物にならないなどまだまだ問題点も多いですが今後に期待しています。なによりオープンソースであるということは正義なのです!
Web界隈のエンジニアというとMacを使わねば人に非ずのような風潮がなきにしもあらずですが、Windowsには他にもいろんな便利ツールがありますので、工夫することでWindows上でも快適な開発環境を整備することができるのではないでしょうか。
Microsoftの技術は世界一ィィィ!できんことはないイイィーーーーーーッ!!
ちなみに私、自宅ではMacを使っております。はい。